競馬 想い出の歴史

競馬といえば、武豊

証明を

 “不思議だった。何かを感じた。”

 言い表し様のない感情を、その儘記した。小倉2歳が終わり、並みの馬でないことは判った。それと同時に、この馬を追ってゆこう。競馬を見てきて初めて、そう思った。そう決めた。どこまででも行くと。今日も、阪神にいる。今日のこの舞台で証明して欲しい。その魅力はGⅠ馬に、一流馬のみが持つ“何か”であることを。正直、不安もある。不安材料はない。だが、不安だ。然しそれは杞憂に過ぎないことだと、証明して欲しい。私の夢は、競馬ファンの夢となり、そして日本人の夢へ。クラシック戦線へ進む為の正念場。負ければ、NHKマイルとオーナーは明言した。夢追い人、夢想家と名付けられた彼が、日本人の夢へ、悲願を叶えるために。その為には今日勝つことが、至上命題である。勝ってクラシックへ、ダービーへ、そして世界へ旅立つために。本物の証明を。私の夢がどうか今日、叶います様に。