競馬 想い出の歴史

競馬といえば、武豊

エイシンヒテンを信じて

あのエイシンヒテンが、阪神JFに出走する。漸く、ここまで来た。思えば、ここまでの道程は決して、平坦なものではなかった。エイシンヒカリ産駒の中央初出走馬となった彼女に戦前、迚も期待していた。が、結果は8着。新馬戦8着という結果に、続く未勝利戦で…

ワールドプレミア

競馬史残る、語り継がれていくレースがある。競馬ファンが見たくても実現しなかったレースもある。競馬ファンが見たかった、歴史に語り継がれるレースが今日、実現する。ドリームレース。この言葉は、今日の為にあったのかもしれない。世紀の一戦。この言葉…

エイシンヒカリ産駒 武豊

エイシンヒカリ産駒は、未だ中央でも勝ちがない。延べ11回出走し、(0.3.1.7)。その3回の2着内、2回はエイシンヒテンによるもの。そのエイシンヒテンが、今日の小倉2Rに出走する。鞍上は武豊。エイシンヒカリ産駒に初めて、武豊が跨る。エイシンヒカリ産駒の…

ヒカリが、帰ってくる

ヒカリが、帰ってくる。あのエイシンヒカリが、ターフに戻ってくる。それは彼自身ではなく、彼の血を受け継ぐ子供達。このブログでも度々扱ってきた、エイシンヒカリ。新馬戦が始まり2週間経ち、その間に新種牡馬は軒並みコケた印象だが、愈々、真打ちの登場…

残念だった

ショックでまだ事実として受け止められていない。彼には、迚も期待していた。だから、まだ信じたくはないし、信じられない。だからー。だから今日まで彼について触れる事すら、出来なかった。私自身、彼がいなくなった事についてまだ、受け入れられないが、…

モズスーパーフレアは強い。それでも、ファンタジスト。

前回の記事について モズスーパーフレア。彼女は言うまでもなく、強い。言葉にするまでもなく、強い。それは既に多くの競馬ファンの知る所にある。そう思った。だから態々、描かなかった。だが、伝わらなかった方もいた様だ。モズスーパーフレアを軽視してい…

来るべき時

来た。その時が。 ただ、それだけ。 www.sponichi.co.jp 8月18日、北九州記念。武豊はファンタジストに跨がる。モズスーパーフレアも出走する。大切な事だから、もう一度お伝えする。 武豊は、ファンタジストに騎乗する。 ファンタジーではなく、現実。ユタ…

証明を

“不思議だった。何かを感じた。” 言い表し様のない感情を、その儘記した。小倉2歳が終わり、並みの馬でないことは判った。それと同時に、この馬を追ってゆこう。競馬を見てきて初めて、そう思った。そう決めた。どこまででも行くと。今日も、阪神にいる。今…

最強世代、復活へ

“最強世代” 彼らが3歳の時にはそう呼ばれていた。彼らが古馬になったと他の世代を蹴散らし、彼らだけでGⅠタイトルを総ナメすることを疑う人は誰もいなかった。彼らはあのとき、確かに強かった。3歳暮れの有馬記念では、サトノダイヤモンドがあのキタサンブラ…

生命(いのち)を賭けて

昨日はユタカのJRA通算4000勝、今日のスプリンターズステークス。これが今週の多くの競馬ファンの関心事だった。乗り続ける限り、最早、その総てが記録となる武豊のメモリアルと、選び抜かれた馬、騎手によって行われるGⅠ。競馬の華やかな一面である。華やか…

ジェニアル

前走のレース前までは多くの人が、ジェニアルが重賞を勝つとは思っていなかったと思う。かく言う私も、その一人である。 競馬は適性だ。どんなに潜在能力の高い馬であろうと、適性がなければ、勝てない。欧州の良血馬であろうと、日本の良血馬であろうと、そ…

クリンチャー

クリンチャーとジェニアルが今日、出走する。クリンチャーは5Rフォワ賞、ジェニアルは7Rパン賞。クリンチャーの出走するフォア賞は、凱旋門賞のステップレースとして、ニエル賞とともに日本人に馴染みのあるレースになりつつある。近年では、ナカヤマフェス…

夏が終わる

夏が終わる。夏競馬が、終わる。つまりは場開催も、今日で終わる。その前に。申し訳ない。結局夏の間に春の回想記を形にすることはできなかった。中京開催の間は、ほぼ毎日、競馬場へと足を運んでいたが、もう小倉も終わる。それは言い訳にはならない。休ん…

夏が来る

先週の上半期最後のGⅠ、宝塚記念は、和田竜二跨るミッキーロケットの勝利という大円団で幕を閉じた。宝塚が終わった。宝塚が、終わる。それはつまり、夏の訪れを、夏競馬の開幕を、意味する。夏競馬が、始まる。夏が、来る。中京が、福島が、やって来る。新…

スペシャルウィーク 〜あれから20年〜

先月、4月27日に、スペシャルウィークがこの世を去った。彼の死から、もう、一月(ひとつき)が経った。武豊をダービージョッキーにした馬、スペシャルウィーク。彼との出逢いがなければ、今の武豊は無かったと言っても過言でではない。武豊の騎手人生において…

強かった ~オークス回想~

強かった。圧勝だった。レースレコード2分23秒8。三冠馬。それは確実に見えてきた。前回とはうって変わり、後方からではなく、中団より前目でラッキーライラックをマークしていた。このオークスという年に一度、馬にとって一生に一度の大舞台において、桜花…

いざ、逆襲へ

完璧な競馬をし、完敗した。絶対的な、持って生まれた能力の差を、まざまざと魅せつけられた。桜花賞は、そんなレースだった。 牝馬クラシック戦線、緒戦。桜花賞。戦前、誰もがその馬との戦いだと思っていた。少なくとも、その馬の圧倒的な能力を疑う者は、…

想い出の歴史第二章 始動

色々あって、日本に戻ってきた。そして、私が筆を止めていた間、日本の競馬界では様々なことがあった。キタサンブラックJC敗北や、有馬でのラストラン。桜花賞で圧倒的1人気で完璧な競馬をしたラッキーライラックを差し切り、最後は流していたアーモンドア…

普通だった 《天皇賞・秋 回想》

キタサンブラックにとって、武豊にとって、それは普通のことだった。当然のことだった。彼らにとって。ブラックがブラックなら、ユタカもユタカ。ただ、それだけ。彼らは彼らだっただけ。勝つべくして勝った。キタサンブラックという馬は、武豊というジョッ…

今こそ、長距離 もう一度、長距離

今こそ、長距離 もう一度、長距離 長距離。ロングディスタンス。 それは総ての真価が問われる場所。 それは競馬のすべて。 競馬の総てが、そこにはある。 しかし、現代競馬は、中距離の時代。そして、スピードの時代である。だからこそ、敢えて言おう。長距…

訳あって一時的に再開します

秋には日本にはいません。だから、せめて宝塚まででも。日本でやり残したことを考えたとき、やはり、競馬をユタカを私にとっての名馬たちを語ることでした。去年ブログをやめたのは秋までできないから。でも、もう一度、競馬というドラマを楽しみ、語りたい…

有馬記念 凱旋門へと続く道

「来年は海を越えなくてはいけないのかな?とも考えています。もうこれだけの馬になると、私個人の馬ではなく、ファンの皆さんの馬ですから、その期待に応えないと、と。」 雑誌Numberの1月12日号の北島三郎オーナーへのインタビューにおいて、キタサンブラ…

何年経っても、やっぱりオグリ

https://t.co/AULaQQXqReやっぱり何年経っても有馬はこれ。テイオーも凄かったけど、やっぱりオグリ。#ライアンライアン— thy_lustre (@thy_lustre) December 21, 2016 やっぱり、何年経っても有馬といえば、オグリ。引退レース。もう終わった。皆口を揃えて…

ユタカへの最後の試練

全GⅠ制覇まで、あとひとつ。残るは朝日杯のみ。 これは競馬ファンなら誰もが知る事実。そして、来年になると大阪杯がGⅠ格上げとなる。これもまた、競馬ファンの誰もが知る事実。全GⅠ制覇という偉業をこの目で、いち早く目撃したいというのは、思いなのではな…

今までありがとう

このブログで稼いで行こうと思っていた。が、辞めることにした。環境が変わった。競馬を見る時間がなくなってきた。そして、競馬より楽しいことができた。競馬へ時間はもう割けない。申し訳ない。有馬記念までは続けようと思うが、それ以降はもう更新しない…

今までありがとう

このブログで稼いで行こうと思っていた。が、辞めることにした。環境が変わった。競馬を見る時間がなくなってきた。そして、競馬より楽しいことができた。競馬へ時間はもう割けない。申し訳ない。有馬記念までは続けようと思うが、それ以降はもう更新しない…

ヒカリのラストラン

エイシンヒカリが引退する。ラストランである。一青窈の影踏みが頭の中で流れた。ターフを駆ける彼の姿を観ることは、もう、二度とない。今日で最期。競走馬としての彼の馬生を終える。彼については今まで、このブログでも、彼の欧州の競馬への適性、アイル…

キタサンブラック 漸く、第一歩

圧勝だった。圧巻だった。完璧だった。完勝だった。快勝だった。人馬ともにパーフェクトだった。武豊とキタサンブラックの競馬は危なげなかった。最初の1Fが13.3で次が11.3。田辺のワンアンドオンリーが予想通り行き、リアルスティールも行った。しかし、2頭…

キタサンブラックJCの先に

春天にフロックなし 天皇賞・春は実力がなければ勝つことできない。ファンの間でそう言われて来た。実際、このレース勝った馬たちは錚々たる顔ぶれである。スピードシンボリやタケホープ、エリモジョージにテンポイント、グリーングラス。そして、シンボリル…

浜中俊ミッキーアイルは18着降着にすべき ~紳士のスポーツ~

浜中俊ミッキーアイルは18着降着処分にすべき そう思ったのは私だけなのであろうか。降着にすべきだと思っても失格にすべきではないと思った人の方が多いのだろうか。18着降着などとは、もはや時代錯誤の考えなのだろうか。私は時代に取り残された浦島太郎の…