競馬 想い出の歴史

時代は移り変わる。けれども今も変わらぬことがある。それは武豊がトップを走り続けているということ。そして、彼は日々進歩しているということ。

モーリスはどれ程強いのか 安田記念

 世界最強マイラー

 モーリスのことをそう形容される。なぜか。それは、香港の短距離とマイルが世界一レベルが高いからである。なぜレベルが高いのか。それは、世界一高いと皆が言えば、それを勝つ為に、世界一の称号得る為に各国のトップクラスのスプリンター、マイラーが集まる。それによってレベルが高くなる。レベルが高いから集まるのか。それとも、馬が集まるからレベルが高いのか。卵が先かニワトリが先かという話であるが、いずれせよ、香港競馬のスプリント~マイルはレベルが高い。そこで2勝した。だからこそ、である。その上、GⅠ4連勝である。ロジンのレーティングでもマイラーでは異例の124。しかし、今回は海外からの復帰戦で万全ではない。と陣営も言っている。調教もあまりできていない。もっとも、あまり堀厩舎の馬は万全の仕上げをするイメージはないのだが。

 今回モーリスを買う理由があるとするなら血統だ。スクリーンヒーローはともかく、グラスワンダーに母メジロフランシス。メジロフランシスの母系は5代前までメジロが並ぶ血統。無くなってしまったメジロ牧場の面影。一時代を築いたメジロ牧場オーナーブリーダーとして親子3代天皇賞春制覇を成し遂げたあのメジロ牧場の面影を感じられる。牧場は無くなろうともその幾多の困難を乗り越え苦労して紡ぎ出されたその血統は牝系として生き続けて欲しい。その血を絶やさなで欲しい。一競馬ファンとして。メジロ牧場といえば、今はあまりいない古き良きオーナーであった様に私は思える。ライアンはもっとGⅠを勝てる筈だった。競馬の神様の愛したライアン。いつも、必ず、追い込んで来るのに最初にゴール板を駆け抜けられない馬。クラシックは皐月は2人気だったものの、あとの二つは1人気。ダービーはアイネスフウジンの逃げ切りで追い込み虚しく2着。最後の一冠菊花賞。1人気。長距離向きの血統。しかし、勝ったのは、メジロメジロでもマックイーンであった。どうせならライアンを勝たせたかったとオーナー。ライアンは有馬、春天も勝てなかった。もっとも、有馬は誰もが感動した’90年の有馬記念で主役は奇跡の復活を遂げた芦毛怪物であったが。しかし、それでも、競馬の神様は「ライアン‼︎ライアン‼︎」と叫んでいた。

 いつも追い込んで来るのに勝てない馬。いつしか

“鞍上変えろ。”

という声も多く聞こえる様になった。それでも、オーナーは変えなかった。

 “ノリとライアン”

というコンビはいつしか切っても切れないものとなっていた。漸くGⅠを勝ったのは5歳であった。

 今のオーナーにはそういう人があまりいない。モーリスも然りである。

 今回に関してはモーリスは切りではないか。と私は思う。