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競馬 想い出の歴史

時代は移り変わる。けれども今も変わらぬことがある。それは武豊がトップを走り続けているということ。そして、彼は日々進歩しているということ。

リアルスティール侮るなかれ

 世の中は、エイシンヒカリvsモーリスで盛り上がっている。3人気はルージュバックである。然し乍ら、1頭、忘れてはならない馬をお忘れではなかろうか。

 リアルスティール

クラシック有力馬であったものの、皐月賞、ダービーがドゥラメンテの2着、菊花賞キタサンブラックの2着と結局、クラシックを獲れなかった。ドゥラメンテの影に隠れて彼の強さは語られなかった。ドゥラメンテは次元が違った。キタサンブラックも強かった。けれども、リアルスティールが弱かった訳ではない。ドゥラメンテばかりが注目されたため、彼らは脇役として追いやられた。毎回馬券に絡むが、1人気にならない。勝つときも、負けるときも接戦。圧勝をしない。だから、キタサンブラックはあまり強くない様に思われたのかもしれない。然し乍ら、天皇賞・春宝塚記念を見せられた今、彼を弱いという人はいないであろう。たしかに、リアルスティールは日本でGⅠを勝っていない。彼らのライバルたちは強かった。彼の負けた相手は皆、強かった。安田記念は距離が合わなかった。そして、何より、福永祐一から解放された。鞍上も替わった。GⅠで勝てないジョッキーから勝てるジョッキーに。しかし、エイシンヒカリに勝つことはない。次元が違う。けれども、必ず馬券圏内には来る。ヒカリが圧勝すれば、2,3着に来ても人々の記憶には残らないかもしれない。けれども、レース後、彼について口を揃えてこう言うだろう。

  意外に強かった。