競馬 想い出の歴史

競馬といえば、武豊

光陰矢の如し

 “明日も私はいるから。”

誰かがそう言ったのを聞いて今日が金曜日だったということを思い出した。何時もの金曜日の様に動いていたのにも関わらず。先週も早かった。けれども、それ以上に今週も早かった。今週は、アメリカの大統領選のこと許り考えていたからであろうか。アメリカは再び偉大になろうと言えるだけの力が残っていて良かった等々。そんなことを思い乍ら、今週はエリザベス女王杯があったはず。と、検索し、例の如く、netkeibaのサイトを開く。そして、馬柱を見ていくと、色々なこと想った。去年、阪神JFの前には、ただ一頭、メジャーエンブレムを破ったと騒がれていたデンコウアンジュ秋華賞でヴィプロスの9着か。メジャーエンブレムに勝ったことなどもう誰も覚えちゃいないだろう。デンコウアンジュが好きです。と言っていた竹上アナはまだ好きなのだろうか。それとも、偶々、メジャーエンブレムに勝てただけの馬はもうどうでもいいのだろうか。期待外れでもう自分がそう言っていたことさえ忘れてしまったのだろうか。などと考えながら、下の方を見ていくと、パールコードが秋華賞2着。秋華賞。連闘か。でも、GⅠ2着ってことは自信があるってことだから……

連闘?

いや、先週は、たしか………

そうか……。GⅠがなかったのか。

もう一か月以上前だったのか。

そうか……。

そう言えば、3歳のクラシックじゃないんだよな。

そうか……。

 

ヴィプロスの制した秋華賞がまるで昨日のことの様に思われる。異常なラップのフェブラリーステークスから始まった中央GⅠ戦線も古馬3冠の天皇賞・秋はもう終わり、残り2か月を切った。エリザベス女王杯が終われば、マイルCSでJC。師走の足音が聞こえ始める。 今年も残り僅か。光陰矢の如し。そんな風に感傷的になるGⅠ前夜であった。