競馬 想い出の歴史

時代は移り変わる。けれども今も変わらぬことがある。それは武豊がトップを走り続けているということ。そして、彼は日々進歩しているということ。

スペシャルウィーク 〜あれから20年〜

  先月、427日に、スペシャルウィークがこの世を去った。彼の死から、もう、一月(ひとつき)が経った。武豊ダービージョッキーにした馬、スペシャルウィーク。彼との出逢いがなければ、今の武豊は無かったと言っても過言でではない。武豊の騎手人生において、初Gを制したスーパークリークと並び、かけがえのない馬だった。

ユタカがスペシャルウィークに跨りダービージョッキーになったのは、98年。現在、2018年。あれからもう、20年の月日が流れた。その20年の間に武豊はダービーを5勝し、“ダービーといえば、武豊

そう謂れるまでになった。だが、当時は違った。今では信じられないかもしれないが、当時は迷信の様に“武豊はダービーを勝てない”と謂れていたが、彼との勝利よって総ての雑音を黙らせた。5馬身の圧勝。直線で抜け出すと、ユタカが鞭を落とし、ガッツポーズを何度もした。いつもは冷静な彼を、そこまで熱くさせるレース。それが、日本ダービーというレースである。今年、第85回ダービー、平成最後のダービーで、最多勝ジョッキー武豊はジャンダルムに跨る。皐月賞でジャンダルムの競馬が全くできなかった。だが、今回は彼に向いている東京競馬場。彼の得意舞台でリベンジに臨む。舞台は、整った。