競馬 想い出の歴史

競馬といえば、武豊

ヒカリが、帰ってくる

 ヒカリが、帰ってくる。あのエイシンヒカリが、ターフに戻ってくる。それは彼自身ではなく、彼の血を受け継ぐ子供達。このブログでも度々扱ってきた、エイシンヒカリ新馬戦が始まり2週間経ち、その間に新種牡馬は軒並みコケた印象だが、愈々、真打ちの登場である。今週日曜の阪神競馬場。彼の産駒の中央、初出走である。その名も、エイシンヒテン。飛天が由来。飛天とは、仏教で諸仏の周囲を飛行遊泳し、礼賛する婦人のこと。“飛ぶ”といえば、ヒカリの父のディープインパクトが飛ぶ様に走ると言われた。見たい。ディープの孫である彼女が、飛ぶ様な走りで他馬を圧倒する。そんな姿を。見たい。ヒカリが種牡馬としての華々しいスタートを、勝利で飾る姿を。

 ヒカリが引退してから、実に3年半の時が流れた。時の流れは実に早い。光陰矢の如しとは、よく言ったもの。そして愈々、今週、彼の産駒がデビューする。楽しみな反面、不安でもある。が、彼なら、きっと。いや、必ず大仕事をやってくれる筈だ。現在競走馬として登録されている2歳馬はたった53頭と厳しいスタートではあるが、そこから、重賞馬、GⅠ馬を。国内GⅠは期待していない。凱旋門賞制覇が見たい。鞍上、武豊で。日本馬初の凱旋門賞制覇を。その為には、先ず1勝を。難しいが、エイシンヒカリ産駒が、全馬勝ち上がること。そうすれば、来年、種付け頭数も必ず増える。その為にも先ずは、1勝を。産駒初勝利を。最も印象的な、圧巻の最高の鮮烈なデビューを。エイシンヒカリという種牡馬の伝説のスタートへ。

 

 種牡馬としての伝説の序章。最高のスタートを。

 いざ、決戦へ。